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09月09日-一般質問-03号

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  1. 燕市議会 2022-09-09
    09月09日-一般質問-03号


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    令和 4年  9月 定例会(第3回)    令和4年第3回燕市議会定例会会議録(第3号)            令和4年9月9日(金曜日)午前9時30分開議議事日程                               第 1  一般質問                        本日の会議に付した事件                        日程第 1  一般質問                      出席議員(18名)   2番 岡 山 秀 義 君     3番 田 澤 信 行 君   5番 柳 川   隆 君     6番 宮 路 敏 裕 君   7番 小 林 由 明 君     8番 樋 浦 恵 美 君   9番 中 山 眞 二 君    10番 山 﨑 雅 男 君  11番 タナカ・キ ン 君    12番 塙     豊 君  13番 丸 山 吉 朗 君    14番 長 井 由喜雄 君  15番 齋 藤 信 行 君    16番 渡 邉 広 宣 君  17番 大 岩   勉 君    18番 土 田   昇 君  19番 渡 邉 雄 三 君    20番 大 原 伊 一 君欠席議員(なし)説明のため出席した者の職氏名  市  長 鈴 木   力 君   副 市 長 南 波 瑞 夫 君  教 育 長 小 林 靖 直 君   総務部長 遠 藤 一 真 君                  (筆頭部長)  総 務 部  田 辺 一 幸 君  企画財政  春 木 直 幸 君  主 幹 兼             部  長  企画財政  部 主 幹  健康福祉  原 田 幸 治 君  健  康  本 間   修 君  部  長             福 祉 部                   医療主幹  産業振興  若 井 直 樹 君  都市整備  高 波   茂 君  部  長             部  長  教育次長  太 田 和 行 君  教育委員  鈴 木 華奈子 君                   会 主 幹  総務課長  石 田 進 一 君  企画財政  小 杉 茂 樹 君  兼選挙管             課  長  理委員会  事務局長  長寿福祉  梅 田 マ キ 君  健康づく  篠 田 有 華 君  課  長             り課長  商工振興  柄 澤 兼 二 君  都市計画  髙 橋 英 明 君  課  長             課  長                   (空き家                   等対策推                   進室長)  学校教育  岡 部 清 美 君  学校教育  関 根 幸 子 君  課  長             課主任                   指導主事  社会教育  廣 田 友 幸 君  選挙管理  高 山 貴 博 君  課  長             委員会事 (スポーツ             務局次長  推進室長)職務のため出席した者の職氏名  議会事務 丸 山   篤 君   議会事務 酒 井   緑 君  局  長             局議事課 (議事課長)            課長補佐  議会事務 小 川 真 澄 君   議会事務 伊 藤 崇 人 君  局議事課             局議事課  議会係長             主  任          午前 9時29分 開議 ○議長(大原伊一君) 全員ご起立願います。おはようございます。  ただいまの出席議員は18名で、定足数に達しております。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、タブレットに配信しました議事日程のとおり進めたいと思いますので、ご了承願います。 △日程第1 一般質問 ○議長(大原伊一君) それでは、日程第1 市政に対する一般質問を行います。  最初に、11番、タナカ・キン君に発言を許します。 ◆11番(タナカ・キン君) おはようございます。それでは、一般質問を行います。  まず、大項目1、選挙における疑問票についてであります。中項目は、貴重な1票を無駄にしないために。さきの参議院 選挙で、私は開票立会人を行ったのですが、疑問票の有効、無効の判断について、とても残念、もったいないという票も多く見られました。①、これまでで疑問票になった例はどんなものがあるのか伺います。  ②、せっかく投じた貴重な一票を無駄にしないために市民に呼びかけていく必要があると思いますが、伺います。  ③、あまり知られていないが、国政選挙手書きの投票を採用しているのは、ほぼ日本だけだといいます。その理由について伺います。  大項目2、野球のファウルボールによる被害についてであります。中項目も同様です。北吉田駅近くに野球場があります。試合中に打者のファウルボールネットを越えて、隣接する住宅の壁を直撃し、被害を及ぼしたという問題であります。外壁修理代については、その家の住人と市の担当者で何回か話し合われてきたとのことでありますが、今年の6月1日に住人のところへ市の顧問弁護士3名の連名で通知があり、この件については燕市より一任されているので、よろしくとのことであります。「今後は、本件に関するご意見、お問合せ等については、当事務所宛てに文書にてご連絡くださいますようお願いいたします。なお、口頭でのお問合せやご連絡については差し控えさせていただきます」と一方的であります。住民に対する圧力と受け取られがちな内容でありますけれども、さすがにこの弁護士からの文書に住人として困惑して、私に相談してきたものであります。①、この方と市の担当者での話合いで解決しないからこういう事態になったのだと思いますが、これまでの経緯について詳しく伺います。  ②、ファウルボールによる被害は、これまで何も起こらなかったのか伺います。  ③、球場ネットの高さは十分だったのか伺います。  ④、仮にファウルボールによる事故等があったとして、誰に責任があるのか伺います。  ⑤、そもそも顧問弁護士の対応を決定したのは誰か伺います。  これで1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) おはようございます。タナカ議員からいただいたご質問は、選挙制度法及び教育委員会所管の個別具体的な事実確認となっております。したがいまして、1番の選挙における疑問票についてのご質問は選挙管理委員会事務局長が、2番の野球ファウルボール被害についてのご質問は教育次長が答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) おはようございます。私からは、大項目の1、選挙における疑問票についてお答えいたします。  初めに、ご質問の1の(1)の①、開票における疑問票についてお答えいたします。開票作業においては、有効票以外の投票は疑問票無効票に区分をしております。議員ご質問の疑問票については、例えば誤字脱字や文字の判読が困難であるなど、完全に有効票であると判断するには至らない投票であり、この場合は開票立会人の意見を聞いた上で、管理者がその投票が有効か無効かを判断しております。  また、無効票につきましては、白紙投票のほか、単に雑事を記載したものや候補者の氏名のほかに他のことを記載したものなど、明らかに無効と認められる投票であります。  次に、ご質問の1の(1)の②、貴重な一票を無駄にしないための市民への呼びかけについてお答えいたします。市選挙管理委員会といたしましては、10月23日に行われる燕市議会議員一般選挙に向けて、投票用紙には正しく候補者名を書いていただくよう、市の広報などを通じて市民の皆様へ周知してまいりたいと考えております。  次に、ご質問の1の(1)の③、国政選挙記名式投票が採用されている理由についてお答えいたします。国政選挙を所管する総務省によれば、日本における選挙制度発足当初は、まだ立候補者制度が取られていない状況であったため、有権者が候補者の氏名を自書する記名式投票が採用され、その後も国政選挙においては記名式投票が採用されているものでございます。  なお、地方公共団体の議員及び長の選挙については、条例で定めるところにより記号式投票を採用することが可能となっており、燕市長選挙においては記号式投票を採用しております。  以上でございます。 ◎教育次長太田和行君) おはようございます。私からは、大項目2についてお答えいたします。  初めに、2の(1)の①、これまでの経緯についてお答えいたします。このたびの案件については、令和3年1月、住人の方から、野球のファウルボールが外壁に当たってぼろぼろなので、修理をすることになったと吉田総合体育館に見積りを持ってきたことが始まりです。その後、4月及び5月に当該住人とお話をし、過去の経緯や賠償責任について調べるため、時間をいただくようお願いをしたところでありますが、その間に当該住人外壁工事を行い、年末になって改めて市の対応について確認するため、市役所に来庁されました。当該住人のお話によれば、外壁の損傷時期やボールの打者等は不明だが、以前にも市、当時は町に賠償してもらっているので、今回もお願いしたいとのことでした。しかし、ネットの高さも当時の倍の約10メートルまでかさ上げをしており、また近隣において本件類似の被害もこれまでには確認されておらず、当該外壁の損傷が野球場からのボールによるものであるとの確認が取れなかったことから、当市担当者より全額賠償を行うことは難しいとのご説明をさせていただきました。しかし、当該住人からご納得いただけず、顧問弁護士から話を聞きたいとのご要望があったことから、ご質問にありました顧問弁護士から文書での通知を行うに至ったものです。  次に、2の(1)の②、これまでのファウルボールによる被害についてお答えいたします。吉田野球場におけるファウルボールによる被害については、当該住人からの申出以外は確認できておりません。  次に、2の(1)の③、ネットの高さは十分なのかについてお答えをいたします。吉田野球場第1野球場の3塁側ネットについては、以前は5メートルの高さでありましたが、それを倍の10メートルまでかさ上げし、よりファウルボールネットを越えないよう、市としても対策を講じてまいりました。現在の10メートルの高さは、専門業者への聞き取りも踏まえ、新潟県内においては10メートルがスタンダードとなっていることから採用したものであり、施設管理者としての責任は基本的には果たされているものと認識しております。  次に、2の(1)の④、ファウルボールによる事故等の責任が誰にあるのかについてお答えいたします。本件被害当該野球場からのファウルボールによって発生したのかは不明ですが、仮にそうであった場合には、ファウルボールを打った本人またはチームが責任を負うものと考えております。そのために、各チームにおいて保険に加入しているものと認識しております。  最後に、2の(1)の⑤、顧問弁護士の対応を決定したのは誰かについてお答えいたします。経過説明の中でご説明したように、顧問弁護士への対応依頼については当該住人当市担当者で話合いの中で、当該住人からの要望を踏まえ、決定しています。  なお、顧問弁護士への対応を依頼することにより、当該住人担当者がこれまでのように話合い等を行うことができなくなる旨をきちんと当該住人に伝え、ご理解をいただいた上で行っておりますので、ご理解をお願いいたします。  以上になります。 ◆11番(タナカ・キン君) それでは、大項目1、選挙における疑問票についてでありますけども、①、疑問票になった例の中で誤字脱字と言われました。また、無効票は白紙、雑事が書いてある、ほかのことが記載されているということでちょっとお聞きしますけども、私が一番あれっと思ったのは、疑問票もそうなんです。本当にどう書いてあるのかな、判読するのももう無理やり判読しているみたいなものをこれはこっちにみたいなことをやっているのが疑問票です。疑問票だからといって、100%駄目にしているわけじゃないですよね。無理やりですよ。しかし、その無効票の中に、私はそれが一番驚いたんですけども、今回の参議院選挙、2名が出ていました。両方にあったんですけど、フルネームで何々様、これは有効なんですよね、お聞きします。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) 何々様という投票でございますが、基本的には敬称の類いは有効であるという過去の凡例等ございますので、基本的には有効になります。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) では、お聞きします。  そのときは無効だったんですけども、何々様、様の右下に小さい丸、これの無効だという理由をお聞きします。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) それでは、何々様、丸というお話でございますが、今ほど申し上げましたとおり、様などの敬称、それは有効とされておりますが、例えば丸やバツなどの記号は他事記載として基本的には無効となります。ただし、その丸が意識して書かれたものでないというものであれば有効になるという場合もありますので、いずれにしましても、投票の筆跡であるとか丸の書き方、そういったのによって個々に有効、無効というのが判断されるものでございます。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) この①のやつは②にもつながっているのであれなんですけども、私本当にこの一票を無駄にしないためにというのは、何々様と書かれたのは非常にやっぱり一生懸命その人を支持されていて、丁寧な言い方ですよね、様と書いている。さらに、もう片っぽは様書いて、下に丸をつけている。これもすごくその人を心より多分応援されていて、丸をつけていると私は推察しているんですけれども、ところが一方の様だけは有効なんだけど、様とついて丸はペケなんだよね。ということは、私は、この方はひょっとしたら、これまでもそうだったかもしんないし、私たち来月選挙ありますけど、例えば誰かに何々様、丸つける可能性もあるということです。そのときに、私はこの市民の方にこのことを伝えたいなとか思ったわけ。でも、もう当然どこのどなたがそれを投じたか分かりません。だとしたら、選管のほうでやっぱり注意を呼びかける、要するに疑問票も全部ひっくるめて、先ほどの答弁で正しく書いていただくよう呼びかけていきますというものを具体的に答えてください。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) それでは、お答えいたします。  正しく書くということでございますが、基本的には投票記載台には氏名掲示といって、名前が貼ってございます。基本的にはそれを見て、正しく書いていただくというのが意味でございます。  以上でございます。 ◆11番(タナカ・キン君) ということは、今までと一緒ということです。私は、何かそういうのが起こったら、次はどうやってもっと市民の方に理解してもらえるかということを考えていくのが、また選管の仕事だと思っているんです。そうじゃないですか。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) 今ほどの正しく書いていただくということでございますが、私ども10月の広報であるとか選挙公報、それからホームページでも周知させていただきたいと思うんですが、今申し上げた、まずは基本的には氏名掲示を見て、そのとおり書いていただくというのを基本としながらも、今議員さんが言われました例えばこういったほかのことを書けば無効になりますよとか、そんなところももちろん併せて周知させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆11番(タナカ・キン君) 是非そうしてやってください。本当にそういうのを見て、もう心が痛みます。ということは、例えば各投票所のところに、すごく例えば注意ともう分かるように、こういうような例は、これは無効になりますよと。せっかく一票を投じていただいても、それは無効になりますということをきちっと市民の方に伝えていく。私は、全てのことが相手に伝わらなかったら、それは意味のないことだと思っているんだ。だから、次の選挙から、こういう例がありますが、よくあるじゃないですか、こういう例、これペケ、こういうんだと丸。だから、そういうことをやっていって、是非ともそういうふうな市民に対しての呼びかけをこれまでと違うやり方で、相手に伝わるように今後は呼びかけていっていただきたいんですけど、それを伺ってここは終わります。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) ありがとうございます。私ども選挙管理委員会といたしましても、どういった形だと貴重な1票が無駄にならないか、その辺考えながら、周知の仕方を検討してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ◆11番(タナカ・キン君) じゃ③の国政選挙手書きですけれども、この手書きにしたのは、時間でいうと何十年前の話ですか、これお聞きします。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) 詳しい年まではあれなんですが、明治時代のお話というふうに認識しております。  以上です。
    ◆11番(タナカ・キン君) ほら、これが日本かと思うと本当に情けない。もちろん総務省もですよ。口では投票率を上げんば駄目だとか、皆さんも、選管も投票率を上げましょうとか投票を呼びかけています。でも、手書きです。そうすると、明治ですよ、明治。当然明治だと読み書きができなかった人もいますよね。そうすると、そういう人たちは完全にもう無視されていたわけです。当然出るほうだってすごく高額納税とか、そういう人たちが対象で、一般の人たちを対象にしてこなかったんです。というのは、例えばいろんな市民の方がいらっしゃいます。もう高齢で、手が今度ペンを持つとしびれたりするとか、そんなことで例えば投票に来るのをためらう方も多分いらっしゃると思います。私の関わっている障がいのある方は例えばこうですよ、車椅子に乗って。これ書けますか。ところが、これが記号だったら、丸をつけるぐらいだったらできますよね。そして、こういう方は一番自分たちの生活を改善していただきたいという方々だと思うんです。そうしたときに、国の制度というのは分かります。しかし、まず現場でもってそれがおかしいんじゃないかというところにいかないと、物事というのは改善されていかないです。そうすると、あなたたちが、燕でこういうような話が出てきたと。そこから、県内の選管にも例えば言って、そこからまた言うとか、私たちであれば今後例えば議員にも働きかけて、一人でも例えば多くの人が投票に行けるように、そういうような制度に変えていく必要があるし、燕市の選管であっても、そこからでもやっぱりまた声を上げていっていただきたいと思うんですけども、どうでしょうか。 ◎総務課長選挙管理委員会事務局長石田進一君) 今ほどの投票方式のお話です。確かに選挙というのはやっぱり公職選挙法に基づいて、国のほうでいろいろ検討されているかと思います。今、上に上げていくというお話については、私ども選挙管理委員会のほうでは委員さんのほうともまたお話もさせていただきたいとも思うんですが、まずもって体が不自由な方が投票できる方式としては、私どもは代理投票という方式があります。それは、投票所で代わって、代理で投票するというものです。その辺をまずは私ども周知をしてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 今、代理投票の話も聞きましたけども、1番、2番の疑問票無効票のことも併せてなんです。だったら、もうすごく簡単なこと、丸つけるだけだったら簡単でしょう。しかも、明治の頃からこんなんのやっていると。本当にもう日本の政治家たちは何をやっているのと。例えば日本の皆さん、役人の方たちは何をやっているのと。絶えずどうやったらもっとよりいい方法がないかというのを模索しながらやっていかない限り、物事というのは改善しないです。是非ともそれが改善されていくよう、燕の選管もできる範囲でやっぱり働きかけていってもらいたいと思います。  それでは、大項目2、野球のファウルボールによる被害についてでありますが、①の前に、本当に顧問弁護士というのは何なんだと。皆さんのさっきの答弁も聞いていて分かりますけど、想像力が全くない。というのは、これまでもこのファウルボールによる被害はこれまで起こらなかったという中に申出以外は確認されていないといいますよね。ということは、ネットを越えない。必ずネットを越えていたと思うんだよね、今までも。それに同じファウルボールでも、私たちもテレビで野球の試合を見ていて、ああ、これはホームラン性の当たりだと、これが切れていって、ファウルになる、この打球が一番強いということです。ファウルチップみたいな、こんなのはひょろひょろっとだから大したことはないんだけど、それにネットを越えたファウルボールは必ず何かに当たっています。そうじゃないですか。ボールが途中で消えない限り、必ずそれは地面に直撃なのか、あるいは何か物に、看板や何か家に当たっているか、必ず当たっているということなんだけども、じゃあそこで野球をやっているチームに聞き取りとかされていますか。これまで例えばファウルボールというのはほとんどネットを越えるようなものはなかったのかどうか、そういう調査というのをされてきたのかお聞きします。 ◎教育次長太田和行君) 今までネットを越えたことはないかということですが、合併後、ネットを高くしてからでも越えたという話はありますけど、直接外壁とか、そういうところに当たったという話は聞いておりませんが、一部少年野球チームで当たったということで、それは少年野球チームの保険で対応したということを確認しております。 ◆11番(タナカ・キン君) 私が聞いて、初めて例えば正確に答えているけど、一体、じゃ何なんですか、最初の答弁は。申出以外は確認されていないと言ったんですよ。それはうそということですか、お聞きします。 ◎教育次長太田和行君) 最初に確認したというのは、当該住人からはということでお答えしたことです。 ◆11番(タナカ・キン君) じゃ次長は、あの場所に行って、あなた自身の目であそこの家がどういうふうに建っているか確認していますか。 ◎教育次長太田和行君) 直接現場は見に行ってはいませんけど、写真等で確認したり、私も野球をやっていましたんで、今現状分からないですけど、当時の形は見たことがあります。 ◆11番(タナカ・キン君) だから、問題にならないと言っているんだよね。こういうことが質問に出て、あなたが答えるのが、写真では見たことがある、何を言っているの。例えば何か事故があったときに、現場へ行かないで写真では見たことがあるなんて通るわけがないやろう。何を言っているんだ。あそこ行くと、壁にボールが当たりましたよという家と隣の家は構造が違うんです。隣の家はずっと奥まっているわけ。さっきも言いましたよね。あなた、野球をやっていたというんだったら分かると思うけど、ホームラン性ファウルボールは強いんです。ファウルチップみたいなのは、要するに今言われているこの家の隣の辺りはへっこんでいて、しかもなおかつホームラン性ボールが行かない場所にある。全くそれが違う。  それで、ここでいろんなのを一緒に聞いていきますけども、ネットの高さを、じゃ5メーターから10メーターにしましたと。なぜ5メーターから10メーターにしたのかと、いつしたのかをお聞きします。 ◎教育次長太田和行君) ネットの高さを5メートルから10メートルにしたというのは、当時の吉田町になりますけど、ファウルボールのほうが、やっぱり5メートルですと右打者が打って、結構強い打球が行くということで、ほかのところにもファウルボールが行くということで10メーターにかさ上げしたと聞いております。  あと時期につきましては、詳しい資料が、前の吉田町のときの職員に確認したんですけど、それがちょっと残っていないんですけど、平成15年か12年ぐらいだというふうに聞いております。 ◆11番(タナカ・キン君) だから、最初のときの答弁で5メーターから10メーターにしましたというのも、今のような答弁をしていただきたいんだ。これは吉田町でのことなんだけども、ちょっと時間ははっきりとまだそれが残ってないからあれですけども、平成15年ぐらいにとか、私がそのままスルーしていったら、そんなのないんですよね。だから、もう全てがそうなんだって。今回決算もありますけども、本当になぜちゃんと正しく相手に分かるように伝えようとしないのか、あえてそれを聞きます。 ◎教育次長太田和行君) 答弁について詳細な説明が不足していたということで、今後はもっと皆さんに分かりやすいようにということで答弁をしたいと思います。 ◆11番(タナカ・キン君) というのは、今回の一般質問のやり取りを聞いていても、ひょっとしたら皆さん、答弁者がそんな答弁をしているんじゃなかろうかと、私以外にも。だから、私はそれを今指摘しているんです。だから、ここに私が立つまでにどれぐらいいろんなことを調べてきていると思っているんですか。大抵分かっているんです、それだから。その大抵分かっている人間にそんな答弁をする、何をやっているんだ。答弁者としては失格でしょう。それで、これ10メーターにしてからは、じゃそれはそういう事故は今までにはなかったんですか。 ◎教育次長太田和行君) 10メーターにしてからは、先ほど申し上げたとおり、雨どいに当たって、そのチームが保険で対応したというのは聞いておりますが、それ以外はちょっと確認はしておりません。 ◆11番(タナカ・キン君) さっき言いましたが、雨どいなんか今初めて言っているじゃないですか。しかも、その雨どいの持ち主というのは今のこの人でしょう。そうすると、その方からも私聞き取りしていますけれども、雨どいにファウルボールが直撃して、そうすると雨どいが壊れるわけです。そして、少年野球チームの監督さんが見えて、「すみませんでした」と。「保険があるので、スポーツ保険というかそういうのがあるんで、それで直させていただきます」ということで直していただいたと。  それで、その人にしてみたら、いいですか、雨どいに当たるんです。壁はもっと下なんだ。しかも、これは高さ10メーターにしてからも、それを越えてくるということです。こんなのは、野球チームの監督にこれまでにどうですかというのはここだけの話じゃない、燕市の野球場全部そうだけど、ネットを越えたか越えないか、多分ネットを越えて子供たちなりが、野球試合をやっていた人たちが後でボールを探しに来て、ああ、あった、あったとなるんでしょう。ということは、分かるじゃないですか。そういうような調査をしていただきたいと私は思うんだけど、どうでしょうか。 ◎教育次長太田和行君) 今回の一般質問を受けて、少年野球チーム、あと成人の野球チームに聞き取りを行ったんですけど、そこに当たったということは、住人の方のところに当たったというのは、先ほど言った案件しか確認はされませんでした。 ◆11番(タナカ・キン君) もう聞いていて嫌になっちゃうんだよね。さっき言いましたよね、想像力が欠けているというんです。当たった瞬間というのは見られないでしょう。ネットが張ってあって、ああ、切れていったなと。どこに当たったかどうかというのは、野球をしている人たちがみんな分かったはずじゃないと思うんだ。でも、最初に言いました。必ずボールはどこかに当たっているんですよ、いいですか。ということは、ほとんど当たっているというふうに考えていいんです。なぜかというと、地面に当たるということは、ふらふらとしてこれでしょうから。地面にボールが例えばおっこっていた。ああ、よかった、これは地面を直撃したんだ、こんな人、誰もいないと思うんです。ネットを越えるということは、地面以外の何かに当たって、そこに転がっているということを容易に想像できる、次長はそうは思いませんか。 ◎教育次長太田和行君) 野球のボールがファウルで出た場合どこかに当たる、それは確かに事実だと思います。利用者のほうにも、必ずファウルボールが出た場合は確認をしてくださいということでお願いはしてありますので、その辺を今後また一層徹底していきたいと考えております。 ◆11番(タナカ・キン君) 確認なんですか、聞いている人もみんなおかしいと思わないですか。必ずどこかに当たっているということよ。当たって、跳ね返って、そこにあるということでしょう。なおかつホームラン性ボールですから、こういうふうに飛んでいきます。へろへろへろっとこんなふうになって地面に落ちたんじゃないです。こんなんだったら、どうということはない。というのは、全国には例えば駐車している車に当たったとかありますよね。これぐらいだったらまだいいんです。じゃ例えばそこに高齢の方が歩いていたとしたら、あるいは吉田中学校が近いですから、中学生が自転車に乗ってそこを通ったときに何かが当たったとしたら、ということは、ネットを越えるようでは駄目なんです。10メーターにしてもネットを越えたというのは、雨どいが壊れていますから、写真もありますけども、雨どいは壁よりか高いんですよ、まだ。そして、この雨どいが壊れた、これはいつのことですか。 ◎教育次長太田和行君) 雨どいが壊れたのは、はっきりとした年月は分かりませんけど、1年ちょっと前だと思います。 ◆11番(タナカ・キン君) これ雨どいが壊れたのは、その方が壁の修繕のための見積りを持ってきた前なんです。だから、その方にしてみたら、雨どいが直撃されたと。でも、その当時の少年野球の監督さんは立派な方だなと思います。「すみませんでした」と、燕市の職員です。そんな本当ちゃんとした対応をされる人もいるんです。その後に、彼にしてみたら、壁がいろいろあざみたいになっているでしょうから、ああ、これも、じゃ市のほうにちょっと言ってみようと思ったんだと思うんだよね、この一件があったからこそ。  ところが、確認がしていないとかどうのこうの言っていますけども、その方から聞いたのは、事実経過について、2020年の10月です。だから、およそ2年ぐらい前になりますか。それで、当時スポーツ推進室の職員、今あなたの後ろにいらっしゃいますよね。それで、彼にしてみたら、見積書とかそんなのを持参して、見てもらいに行ったということだ。そのときに、例えばその職員がそこの実際に確認をして、市の付き合っている、例えば業者の方にも見ていただいて、それでこれはどうなんだろうかと。場合によってはそこで見積りを取って、そういう中から、いや、この部分はあれだけど、これはどうだとか、話合いって私そういうことだと思うんだ。それで、これ1年半の間、私、市民ですけど、私が訪問したのが3回、その職員が来たのが4回と、催促の電話は6回したと。いつも待ってくれ、待ってくれとの態度でした。そして、今年の5月、連休明けに連絡が来たと。弁護士に任せたという内容の連絡だったと。これ、この方にしてみたら、1年半以上待たせた挙げ句、今さら弁護士と交渉してくれという市役所、彼はこう書いているから言いますけど、その職員の態度は考えられないと。市民のところに弁護士から来て、今後はこれ弁護士と文書でもってやってくれと言われたら、圧力でしょう、これ。そう思いませんか。 ◎教育次長太田和行君) 弁護士への対応ということですけど、先ほどの最後にも答弁をいたしましたけど、弁護士の依頼については、当該住人から弁護士と話合いをしたいということで聞いておりますし、そういう弁護士に依頼すると、今度市の担当者とはなかなか話ができませんということでご理解をいただいた上で、私どもは顧問弁護士に依頼をしたという経過があります。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) それはなぜですか。それは、市の対応があまりにもひどかったからでしょう。だから、その人にしてみたら、弁護士だったらもっと分かってくれるんじゃないかなと思う。だって、もう1年半もずっとこんなことをやり取りしているんです。それを相手が要望してきたからそうしました、とんでもない話だよね、これ。だから、そうすると、弁護士の対応を決定したのは誰かですけど、当該住人からの要望だというけど、要望がそっちにあっても、最終的に判断を下す人は誰ですかというのをお聞きします。 ◎教育次長太田和行君) このたびの賠償請求の件につきましては、当該住人と交渉を進めるに当たり、市の対応方針について顧問弁護士の見解を踏まえ、担当課が行ってまいりました。最終的には担当課による交渉において当該住人からご納得がいただけなかったことから、担当者及び担当課長、教育次長である私とで当該住人との交渉の状況を市長、副市長、教育長との協議において、全額補償以外にご納得いただけない状況であることを報告し、示談や見舞金の支払いを見据えた中で顧問弁護士への委任をしたい旨を具申し、市長より了承をいただきました。  ただし、先ほど来から申し上げているとおり、このたびの案件につきましては初動対応にも反省すべき点、あと長い間こちらの答えができなかったということがあります。今後改善していく必要があると考えておりますが、顧問弁護士への依頼につきましては、先ほども申し上げましたとおり、あくまでも当該住人の意向であり、委任することによって市担当者は交渉することができなくなることもご理解いただいた上での決定でありますので、その点だけはちょっとご理解をお願いいたします。 ◆11番(タナカ・キン君) もう市長かわいそうですよ。だから、例えば私みたいな説明すれば全く違うと思うんです。だから、私も全額云々と言っているわけじゃないの、当然。そうしたときに、お互いが業者からの見積りでもって、いや、この部分は了解できるけど、この部分はと、話合いって私こういうことだと思うんだ。そういう話合いの場を是非今後設けていただきたいと思うんだけど、どうでしょうか。 ◎教育次長太田和行君) その話合いの場ということも、今回の場合は弁護士に委任をしていますので、話合い等も含めて、今後のことについてはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。 ◆11番(タナカ・キン君) だから、弁護士に頼んだのをやめればいいだけのことです。本当その市民の方は、こんなことを言われたら訴訟云々で、だから私、「いい弁護士紹介しましょうか」と言ったぐらいなんだよ、新潟県で一番の。誰が聞いたって、こんなばかな話はないんだと。それで、市民を例えばここまでいらつかせて、そうしたときに今後例えば少年野球がやっていて、そこに市民の方が見ていて、こいつらみたいに、こんなになったら、私はそっちのほうが困るなと思っているわけ。そうじゃないですか。 ◎教育次長太田和行君) 議員さんおっしゃるとおりだと思います。今後の対応につきましても今回の場合は弁護士にも委任してありますので、今後こういうことがあってはなりませんけど、丁寧な対応で、今回の場合は室長までしか行きませんでしたけども、当然私のほうも今回当該住人のところに報告を聞いて、行けばよかったと反省しておりますので、今後丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。 ◆11番(タナカ・キン君) こればっかりじゃないんですけど、住民とのいろんなことがあると思うんです。そのときに大事なのは、まず相手の心を和らげること。時間もないですからあれですけど、聖徳太子の17条憲法、我々は「ワ」をもってだけど、あれは「ヤワラギ」と本当は読むんだ。これは、政治に関わる人々の道徳心や心がけを説いているもの。皆さんが市民との対応は全て相手の心をまず和らげることを最優先に考えていけば、こういうところまでは来ないのだ。そういうことを肝に銘じながら、仕事をしていっていただきたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) 今ほどのタナカ・キン君の発言中、不適切な言辞がある可能性がありますのと、固有名詞を出されておりますので、その辺のところを後刻記録を確認の上、当該する言辞があれば適当な措置を取らせていただきます。よろしくお願いをいたします。  ここで説明員入替えのため、休憩します。          午前10時18分 休憩          午前10時35分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  次に、6番、宮路敏裕君に発言を許します。 ◆6番(宮路敏裕君) それでは、通告に基づきまして壇上からの第1回目の質問を行ってまいります。  まず、大項目1、新型コロナ感染から市民の命と暮らしを守る施策について。中項目(1)PCR等検査の拡充について順次伺います。新型コロナウイルス感染問題の施策については、市民の命、暮らしに関わり、誰一人取り残されることがないようにとの思いから、私ども共産党議員団としては繰り返し取り上げてきました。政府は、現在の第7波に当たり、ワクチンが進んだことや重症化リスクが低いという特徴があることに任せて、行動制限はしない、経済活動は止めないことなどを始め、感染力が非常に強いという変異株の特性を踏まえた対策というものがないのではないか、これは感染症の専門家の指摘でもあります。ごく最近は新規感染者の数が少し減っているとはいえ、8月は全国で世界最多数に上る感染数、それも首都圏のみならず、地方でも増え続けるという現象が起きています。新潟県でも1日当たりの感染者数が過去最多の日が何日もありました。テレビでも報道されていました。感染者数が増えれば、重症化リスクの高い高齢者など、外来の予約が取れにくいとかお医者さんにかかれない事態など、これは身近なことではありませんが、東京なども含めてそういう事態が起きているという報道もあります。  本市では、そこまで医療が逼迫している状況ではないと願っていますが、本市の感染者が8月の1か月間でも3,200人余りでした。人数をどうのこうのと申し上げるわけでは決してありませんが、感染症の専門家が、第7波は緊急事態宣言発出の水準を超えていると言っているということです。その中で今急ぐべきは、ワクチン接種と同じくらいに検査に力を注ぎ、新規感染を広げない対策が必要、こういう指摘があります。私は、重要なことであると思っております。本市では、この間、検査に関する施策は県内でも先進的に力を注いできたということは承知していますが、この間の認識を共有して、市民の命と暮らしを守る立場で、以下、小項目を伺います。  ①としまして、介護サービス事業所感染症リスク管理支援事業、どうこの間活用されているのか、現況について伺います。  ②に、医療機関や障がい者施設、学校などの職場でも定期的PCR検査が行えるよう費用負担を国に求め、実施していくべきと考えますが、これは県との関わりもあると思いますが、認識を伺います。  ③、ワクチン検査パッケージ等のPCR検査所は燕市内でも設置されて、これは県の施策ですけども、有効利用されてきているとは思いますが、今後もいつでも誰でも利用できる臨時の検査センターを設置すること、これを県に求めていくべきではないかと思いますが、伺います。  ④としまして、県では濃厚接触者の疫学調査について、同居家族や事業所等での濃厚接触者については、行動制限原則5日間を3日間に短縮できるようにするために、検査費用について、現在は自己負担となっています。一方、医療機関等や小学校、保育園等では、行動制限短縮のための検査については無料という扱いにしているわけですが、冒頭言いました家族や事業所等でも同じように県によって公費負担になるように求めてはどうかという点であります。  中項目(2)ですが、事業者支援について。2年余りにわたる新型コロナ禍で地域の中小事業者、小規模事業者の営業と暮らしがこれまでにない危機にさらされている中で、今営業の継続への努力というものを、そういうものを模索している状況を続けられていると思います。それに加えて、今原材料を始め事業資材、そして電気や燃料などの高騰によるもうダブルパンチの状態で苦しめられているのが今の置かれている事業者の状態です。その上で、日本政策金融公庫が窓口の事業者向け新型コロナ対応の特別融資の返済時期を迎えていることによって苦慮しているという、そういう事例、これはテレビ報道などもされていますが、当事者にすると景気回復が見込まれない限りは返済できない、こういう声を上げていると言われています。その事業支援制度融資については、コロナ関連でも幾つかの選択肢があると思います。  その上で、小項目として①、県の新型コロナ対策の特別融資などでも、猶予期間や返済期限の延長、追加融資を求める事業者があるのではないかというふうに思いますが、実情を把握し、困難を抱える事業者に応える支援を県に求めていくべきであると思いますが、認識を伺います。  ②に、国の事業復活支援金、これは終了したという事態でありますが、その上で第7波が大きく影響しています。売上額減少の事業者が第7波になってから、また大きな影響があるのではないかと思いますが、こういうことに対する、国のほうは今支援がその点ではありませんが、県独自の給付金事業を求めてもらいたいと思いますが、認識を伺います。  次に、大項目の2つ目ですが、小規模事業者を取り巻く問題について。中項目(1)消費税インボイス制度について。この制度についても、これまで何度か取り上げてまいりました。そこには、本市のようにものづくりを中心とした地場産業を元請、下請が重層的に産地を形成する、そういう中での自営業者が大変多い本市でありますけれども、インボイス制度の影響度合いというものは、そういう意味では一層高いということになります。それで、私も繰り返し取り上げてまいりました。工業の分野だけでなく、農業者やサービス業の請負など、影響が多岐の業者に及ぶ問題でもあります。  そこで、小項目としまして、①、制度の周知については商工団体と連携してこれまでも取り組んでこられているものと思いますが、その上で元請、下請業者の実態の受け止め、そういうものを把握していることがありましたら伺います。  ②に、全国組織の業界団体がこの間一貫してインボイス制度の延期あるいは中止を求めている声が上がっています。自営業者の多い本市にとっても、廃業に至るケースも含め、影響は多大であるということであります。その点では、国に中止を求める声を上げてもらいたい、このように思いますが、認識を伺います。  これで壇上からの質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) それでは、宮路議員のご質問にお答えします。私からは、1番の(2)の①、県が実施している事業者向けの特別融資についてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させていただきます。  ご質問1、(2)の①、新型コロナ対策の特別融資などについて、支援策を県に求めるべきではないかについてお答えいたします。市内商工団体との意見交換や市内事業所への景況ヒアリングなどにより、多くの事業所では来年度から新型コロナウイルス感染症対策特別融資の返済が始まると聞いております。こういったことから、市では既に対応に苦慮している事業所が計画的に返済できるように、あるいは新たな融資が受けられるように、経営改善計画や早期経営改善計画の策定に係る費用の一部を補助するという制度を今年度講じておるところでございます。また、6月には商工会議所や各商工団体と連名で、経済産業副大臣に対し、無利子無担保融資に対する支援策、例えばリスケ、期間延長とか借換えとか、そういったことを認めるなどの意見書を提出いたしたところでございます。引き続き県や市内商工団体、金融機関等と情報共有を図りながら、必要に応じて県への要望も行っていきたいと考えています。 ◎健康福祉部長(原田幸治君) 私からは、ご質問の1の(1)の①、介護サービス事業所感染症リスク管理支援事業の現況についてお答えいたします。  燕市では、重症化リスクが高い高齢者が利用する介護サービス事業所において、サービス利用者が外部から施設内に感染症を持ち込まないために行うPCR検査及び介護事業者が安全に介護サービスを提供できるよう、感染リスクの高いと思われる行動を取った後に行うPCR検査について、令和2年11月から検査費用の一部助成を開始いたしました。  さらに、令和4年2月から医療用抗原検査キット購入費用も補助の対象に加えており、介護サービス事業所における感染防止対策や事業継続のための手段の一つとして本事業が有効に活用されているものと認識しております。  以上です。 ◎健康福祉医療主幹(本間修君) 私からは、大項目1の(1)の②から④についてお答えをいたします。  最初に、ご質問の②、医療機関や障がい者施設、学校などの職場における定期的なPCR検査の費用についてお答えをいたします。医療機関や障がい者施設、学校などにおきまして、感染拡大を防止する観点から検査の必要性は十分認識しております。医療機関、社会福祉施設等や学校につきましては、PCR検査ではありませんが、県が職員等を対象に抗原定性検査キットの無料配布を実施しており、その費用の負担につきましては発生しておりません。  一方で、第7波の急激な感染拡大による検査需要の高まりにより、PCR検査の試薬を始め、抗原検査キットが医療現場ですら不足を来している状況も見受けられますので、引き続き状況を注視し、国、県と協力しながら、感染防止対策の強化に努めてまいります。  次に、ご質問の③、いつでも誰でも利用できる臨時の検査センターの設置についてお答えをいたします。議員の言われるとおり、新潟県では無症状の方はワクチン検査パッケージ等のための無料PCR検査で検査を受けることができ、燕市内の薬局等にも、これは9月7日更新の県ホームページでは14か所設置され、これまでも多くの市民の方々から有効活用されたものと認識をしております。また、症状のある方につきましては、かかりつけ医に相談するか、新潟県新型コロナ受診・相談センターに相談の上、医療機関等で検査を受けることとなります。さらに、現在は有症状であっても重症化リスクの低い方につきましては、県に申請することで抗原定性検査キットが配送されますので、自ら検査することも可能となっております。議員ご指摘のいつでも誰でも利用できる臨時の検査センターの設置はございませんが、症状の有無に応じてそれぞれ検査できる体制は確保されていると考えております。  最後に、ご質問の④、濃厚接触者が行動制限短縮のために検査する場合の自己負担についてお答えをいたします。議員ご指摘のとおり、同居家族や事業所等では濃厚接触者は行政検査にはならないため、検査費用が自費となります。市では、地方創生臨時交付金を活用し、個人がPCR検査をした場合の検査費用の4分の3、限度額、1検体当たり1万円を補助しており、また事業所におきましてもPCR検査費用の4分の3、限度額、1検体当たり1万円、医療用抗原検査キットの購入費用の4分の3、限度額、1キット当たり2,000円を補助しております。現在、新型コロナウイルス感染症は感染症法上で最も幅広い措置が取れる新型インフルエンザ等感染症に分類されておりますが、今後ウイルスの危険性がさらに下がれば、季節性インフルエンザと同等の5類への引下げも検討されていることから、濃厚接触者に対する対応も変わることが予測されております。感染の状況、国の動向を注視し、対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◎産業振興部長(若井直樹君) 私からは、1の(2)の②と2の(1)の①、②をお答えいたします。  まず、ご質問1の(2)の②、第7波の影響で売上額減少の事業者に対して県独自の給付事業を求めてもらいたいについてお答えをいたします。現在、第7波と言われる新型コロナウイルス感染症の感染拡大がなかなか収まらず、市内事業者においても感染拡大の影響が現れてきていることは承知をしております。県独自の給付事業については、市内商工団体や金融機関と一緒になって現状の把握に努めるとともに、県の今後の対応方針についても確認をしながら、必要に応じて県へ要望をしてまいります。  次に、ご質問2の(1)の①、消費税インボイス制度における元請、下請業者の受け止めなどについてお答えをいたします。消費税インボイス制度については、各商工団体が会員事業所に対して毎年説明会を実施しており、この9月にも燕商工会議所では2回、分水商工会では1回説明を予定しております。また、売上げが1,000万円に満たない免税事業者であっても、適格請求書発行事業者の登録を行い、課税事業者となったほうがよいケースなどもあり、各商工団体が丁寧に個別指導、助言を行っております。  ただ、こうした説明会に参加する事業者はほんの一部で、元請、下請に限らず、まだまだインボイス制度について理解できていない事業者が多いのが現実でございます。市といたしましても、引き続き各商工団体と連携しながら、説明会の周知などを行っていきたいと考えております。  最後に、ご質問2の(1)の②、消費税インボイス制度に対し、国に中止を求める声を上げてもらいたいについてお答えをいたします。インボイス制度の開始は、市内事業者へ少なからず影響を及ぼすものと認識しております。市といたしましても、北信越市長会に対し、事業者を取り巻く経済状況が回復するまでの間はインボイス制度の導入を延期するなど、事業者の実情に応じた柔軟な対応を取っていただくよう要望を提出しているところでございます。  以上でございます。 ◆6番(宮路敏裕君) それでは、順次再質問を行ってまいります。  一番最初の介護事業所等に対する検査についての補助についてであります。これは、この9月の定例会の中の補正予算の中でも、先ほども有効活用されてきているということでありますけども、今新たに補正も組んで、検査あるいは抗原キットについても増やすということでありますので、有効活用されていることは承知しております。そういう中で、この間のそういう感染の広がりによって、当初想定した以上に検査あるいはキットの活用がされているということのようですが、先ほども抗原検査キットについて不足ということもあり得るということもありましたので、改めてそれがきちんと確保もされて、事業所等々にも有効活用されるようにと、それは求めるところでありますけども、その辺りについては特に心配などないのかどうかということを伺っておきます。 ◎健康福祉部長(原田幸治君) 宮路議員の介護事業所における検査の関係でございます。まず、検査キットは確保されてというお話のところでございますが、こちらについての補助事業については、検査キットについては市を経由して事業所にお渡しするというよりは、事業所が自ら購入なりをして、法人さんのほうで購入をいただいて、それに対して補助するものとなっております。したがいまして、市が確保するというよりはちょっと別の種類となります。各介護事業所におきましては、幸いに検査キットが手に入らないという深刻な状況までは聞いておりませんので、現状は問題なく補助事業を使っていただいているものと認識しております。  以上です。 ◆6番(宮路敏裕君) 今の説明ということでありましたら、先行きについてもそれなりに検査需要に応じたものが得られるということでありましたら問題ないわけですけれども、いずれにしても、その辺については引き続き注視していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  次に、②についてでありますが、ここについてもそれぞれ医療機関、その他等々が県に基づく抗原検査キットというものを活用してもらうということも言われたかと思いますけれども、例えばこれも新聞報道での他の自治体の事例なんですけども、例えば学校の中でも今、校外に出かけるような、学校としてそういうような行事があって、出先で具合が悪くなったために急遽やっぱりその対応が必要になったというケースがあったと。そこを心配すると、やっぱり例えば学校についても出かける前に事前に検査などができるような体制であれば、そういう事例についての心配も要らないのかなというふうなこともあります。そういう意味で、今私も学校、保育園あるいは障がい者の施設とか等々についても、それがここについて検査キットが不足することのないような、それこそ対応で受けられるようにということではないかと思っていますが、その辺りについて、もし所見がありましたら伺います。 ◎健康福祉医療主幹(本間修君) 検査キットが不足しているという件についてだと思うんですけども、検査キットについてはいっとき、第7波が感染拡大したときにかなり不足を来したという、ニュース等でご存じかと思うんですが、特に医療機関などでさえも不足を来しているような状況がありまして、その後政府のほうで増産等を働きかけた結果、今のところはあまり不足を来しているというような状況は聞いておりませんし、またつい最近OTCといいまして、医療用の検査キットをインターネットでも購入できるような今体制が始まったばかりですので、それから見ても検査キットの不足は今のところは来していないのではないかなというふうに考えております。 ◆6番(宮路敏裕君) 私の言うような、そういう懸念もないということでもあるわけですけども、ここについても1つ目の介護事業所の検査については有効に実施されているということも言われたとおり、丸2つ目のところでも学校も含めて医療機関、障がい者含めてこれが有効活用されて、利用されていくということになるように、このことについても求めておきます。  それで、③のところでありますけども、いつでも、どこでも検査のことについては、現状は今ある検査の体制で十分機能しているんではないかというふうなお話でもありましたが、いずれにしても、ここでもこれだけ今感染の広がりが縮小するというよりは、ちょっと高止まりしていることも含めてあります。それこそ私の身近なところでも、風邪症状かなというふうに思っていた人が、勤めている会社の同僚との話合いの中で、やっぱり大事を取って検査を受けてみようかというふうな動きをしたために、その後検査結果によって陽性が判明したということの事例がちょっと身近にあったんですけども、結局この場合もちょっとした風邪症状でどうかなというところで、ほとんど収まっていたということなんです。収まっていた中で、分からないで、職場で通常どおりの業務をしていたら、もしかして広がったかもしれないというふうにおっしゃられた方もいるというのはあります。それ含めて、今ほども市内でも検査を受けられるところがあるわけですけども、ここについてもやっぱりさらに検査が広がるということが望ましいのではないかと思っています。ここについては現状でやっているということですので、それは承知しましたので、次に移ります。  ④のところでは、行動制限のために市としても補助をしているというお話でありました。これも燕市が対応するという点で、やはりここについてもしっかりと市としての対応というものがあることは本当に評価されるべきだと思いますし、私はその上で県としても、県そのものがそういうふうな姿勢になるようにということも含めて、市として求めていってもらいたいと、県そのものが検査費用をしっかりと手当てするようなことになるように求めていってもらいたいと思いますけど、この辺について所見がありましたら伺います。 ◎健康福祉医療主幹(本間修君) 最初の答弁でもお答えいたしましたが、燕市の場合はかなり早くからそういう燕市独自で負担する、助成するものを始めておりますし、かなりお使いいただいているわけですが、今やはりコロナ感染症の対応というか、例えば5類へ今引下げなんかの検討も行われていて、なかなか濃厚接触者の定義自体がまだ若干不透明な状況が今ありますので、公費の負担については異論はございませんけども、ちょっとその辺の推移を見守りたいなとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(宮路敏裕君) 今ほど確かに濃厚接触に対する範囲についてのこれからの変化はあり得るということでありますが、それは先の話であって、認識としてはやっぱり市が補助もしているということはありますけども、しっかりとここでも家庭や事業所も含めてどういうふうな立場でも、しっかりと検査がすぐ着手できるような無料の検査、そういうことになることが望ましいと思いますので、これは引き続き県にもそういう立場で求めていってもらいたいと思います。  それでは、中項目の2つ目の事業所に対することであります。ここでも市内の事業所に対する聞き取り、ヒアリングをやりながら、今後の返済計画含めて市としてのできる対応をしていきたいというふうなこともありました。そういう聞き取りを通じて、やっぱり今これから始まる返済について苦慮される事業所が市内にもあり得るということだとは思いますけども、ここについても国の制度もありますが、県として行っているコロナ関連の融資制度について、しっかりと事業所の声がきちっと反映されるような形での支援になるように、是非ともここもしっかりと県にも求めながら、それが実行、実現されるまで、見届けられるまで努力していってもらいたいと重ねて思いますけども、所見がありましたら伺います。 ◎産業振興部長(若井直樹君) 今議員さんおっしゃったとおり、今毎月景況のアンケートも実施してございます。四半期ごとにも状況の調査をしておりますけれども、今かなり市内の事業者さん、資金に対して返済の計画が立たないほどの非常に深刻な状況になっているような事業者様は非常に少ないというようなお話が聞けております。ただ一方で、少ないとはいいましても、こういったコロナ第7波のみならず、原材料価格の高騰など、かなり影響が大きくなっておりますので、今後の動向に注視しまして、そういった少ない声であっても県のほうに届けていきまして、新たな支援等ございましたら、そういったものにもつなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆6番(宮路敏裕君) 今ほどの説明もありました市のホームページでも毎月の事業所の調査といいますか、聞き取りの内容が出ているのも、私も目を通して承知しているところでありますが、状況としてはいろいろあると思いますけども、今後1か月、2か月、3か月後、先を見ても、決して業況がよくなっていくというふうな見通しを持っている企業が多いわけではないという、ほとんど3か月後も変わりないというような状況がアンケートなどでも見受けられるとは思いますので、今後一層そういう売上げが回復されなければ、返済についてもさらに厳しくなるわけですから、是非ともその辺のところも注視していってもらいたいというふうに思っておりますということであります。  それでは次に、②のところでは第7波に当たってのことを私求めたところですけども、市内の事業所にとっては、この第7波でも影響があるというふうに先ほどもお答えされたというふうに思います。融資の返済等も含めてというところも同じことだと思いますけども、今後の業況を見ながら、県に事業所を支えるためのやっぱり施策というものをしっかりと取ってもらうような、国がやらなければ、国に代わって県が、私冒頭言ったのは、持続化給付金が終わっているわけですけども、それと同じような下支えするような施策について重ねて求めてもらいたいというふうに思いますので、これも何か所見ありましたら伺っておきます。 ◎産業振興部長(若井直樹君) 今の議員ご指摘がありましたとおり、今そういった給付金、国も終わってしまったわけですけれども、これから国の対策も含めながら、よく制度を注視いたしまして、制度の抜けがあるようなところがございましたら県にもその支援策を要望して対応してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆6番(宮路敏裕君) 分かりました。  それでは、大項目の2つ目の消費税インボイス制度のほうのところに移りますが、商工団体等を通じて説明会も今後も含めて開催していく運びであるけれども、この間もそういう説明会に参加する事業所が限られていて、周知についてはまだまだ課題があるというふうな回答だったと思いますが、これ原則としてはこの制度については来年の3月31日に適格請求書発行事業者登録がされることが求められているということでもありますが、これ燕市というよりは全国で見れば、最近のホームページなんか見ても、全国的には対象事業者の8%、9%ぐらいが登録しているというふうな状況というのが見受けられます。恐らく燕市の事業所でもそこまでもいかないぐらいの、よく内容が分からない部分があるわけですから、そんなにこのインボイス制度に乗っていくかどうかについては、まだまだ動けないという事業所があると思いますけども、これ課題ですけども、さらに今のこの周知の問題はそのほかにも、たしか私も詳しくは見ていませんけども、実際に始まった以降も特例といいますか、経過措置みたいなのがあるようですけども、それを含めて小規模事業所さんに周知を図っていくというのは相当な苦労といいますか、難しい面があると思っています。そういう面では、そのことも含めて、結果的にこれ元請も下請も、最初言っていますように影響が大きいものですから、どうなっていくのかという問題がはらんでいるんだと思いますけども、見通しとしまして、これは分からないことだと思いますけども、対象事業者に当たって、来年の3月31日、あるいは実際に始まるのが来年の10月からですけども、その前に登録事業者というものがどこまでいくかという、そういうふうな見通しではないですけども、何か考えといいますか、思いなどがあったら1点お聞きしておきます。 ◎産業振興部長(若井直樹君) 今ご質問いただいた今後の見通しでございますけれども、現時点ではまだまだ説明会にもご参加されていないような方が非常に多いということなので、ちょっと先の見通しは立っておりませんが、いずれにしても国の制度として進んでいくお話でございますので、早くこういった説明会には参加して、自分の立ち位置というか、どうしていくべきかというのは各事業者さんでしっかりと検討していただく必要があるのかなというふうに思っております。また、地域の中でも非常にこういう取引、元請、下請さんというお話ありましたけれども、そういった関係がございますので、市内の中でうまくできるといいんじゃないかなというふうに、潰し合いというか、そういうようなことにならないような、何か工夫なんかができるといいのかなというふうに思っている次第でございます。  以上でございます。 ◆6番(宮路敏裕君) 市内の事業所さんとお会いすると、小規模事業所さんと私もお会いすることがありますけども、現時点でもこれが始まるのかどうなのかということも私に聞かれる場合もあるぐらいで、実際に迫らないと本当にイメージが湧かないというふうな事業者さんも多いと思います。その辺のところは、これ市の責任というよりは国の制度の問題ではありますけども、是非とも最終的には市内の事業所が本当に困って、どこに聞いたらいいのか分からないことがないようなことに、それは努力していただきたいというふうに思っております。  この問題の最後になりますけども、私はインボイス制度について、どんどん進めてもらいたいということで取り上げているわけでは全くありません。この制度について、私、先ほど小項目の2のところでは是非とも反対の表明ということで求めたところでありますけども、先ほども答弁にもありましたように影響もあるし、例えば日本商工会議所さんや全国中小企業団体中央会だとか大きな団体のところでも、今コロナ禍の下で、今の状況の中ではとても対応できないから延期すべきだという声を上げている。あるいは、全国青色申告会総連合あるいは日本税理士会連合会とか、先ほども言いましたように全国組織でもこの制度について非常に問題があるから、中止をというような声も上がっています。そして、地方自治体でもやっぱり問題があるということで、中止、延期を求める意見書もかなり今上がっているというような状況もあります。それ含めて、私もこの問題にいろいろ業者さんのほうにも相談があった場合、できる限りのやっぱり情報提供はやっていくんですけども、市としてもその点で、情報提供も含めてでありますけども、何としてもこれがコロナ禍で延期、中止になるぐらいのことを市としても働きかけをしてもらいたいというふうに思っております。この点で所見がありましたらお聞きしておきます。 ◎産業振興部長(若井直樹君) インボイス制度につきましては、免税事業者への影響は非常に大きいものでございますので、今まさにコロナ禍においてもダブルパンチということになっていくかと思いますので、是非我々としてもそういった免税事業者さんを始め事業者を取り巻く経済状況が回復するまでは導入の延期を図っていただくような話、こういったものは各商工団体が要望されていることと同じでございますけれども、こういったものを引き続き市長会などを通じて発信していきたいなというふうに思っておりますし、また各所で商工団体のみならず、例えば税務署なんかでも説明会を行っておりますので、そういったものもご紹介しながら、皆さん、この制度について早く知っていただくような機会がつくれればなというふうに思っております。  以上でございます。 ◆6番(宮路敏裕君) 今ほどおっしゃられたようなことも含めて、重ねて努力をしていただきたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) ここで説明員入替えのため、休憩します。          午前11時21分 休憩          午後 1時09分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  次に、17番、大岩勉君に発言を許します。 ◆17番(大岩勉君) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。大きく分けますと、1つは燕市長の政治姿勢について、2番目に燕市補助金支給の問題点について、3番目としまして中学校の教育問題について今一般質問で伺いたいと思います。  それでは、質問事項に移ります。大項目1、燕市長の政治姿勢について。中項目(1)燕市長選挙の後援会資料内の政治姿勢についてお伺いいたします。小項目①、市長選での後援会資料に、「行財政改革として公共施設の統廃合を進めます」とありますが、吉田商工会と分水商工会が統合に向け協議中と聞きますが、市長も積極的に推進に取り組んでいるのかお伺いいたします。  ②、燕商工会議所もこの機会に3会議所統合に向けるべく行政指導するべきと私は思いますが、市長後援会役員に副会長として3会議所会長を従えている市長しか率先励行できないことと思います。市長の所見をお伺いいたします。  ③、都市環境の整備事業として、安全な道路網の整備と公共交通の充実を図りますとありますが、一社企業の利潤目的な道路造りは行うべきでないが、市長の所見を伺います。  大項目2、燕市補助金支給の問題点について。中項目同じく。小項目①、例年同じ団体に同額に等しい補助金支給が多くあると思いますが、支給規定を精査されているのかお伺いいたします。  ②、燕商工会議所のように自主財源力のある団体の補助金支給は減額し、見直すべきではないかお伺いいたします。  ③、燕商工会議所は、善意として燕市に10万円寄附されましたが、燕市より補助金が交付されている団体であり、我田引水見え見えの寄附は断るべきでないか。市長及び筆頭部長総務部長の見識をお伺いいたします。  大項目3、中学校の教育問題についてお伺いいたします。中項目(1)燕中学校の新しい制服導入についてお伺いいたします。小項目①、令和5年度から導入予定とされているが、保護者や地域の取扱い販売店などにも丁重な説明がされているのかお伺いいたします。  ②、新中学生の入学祝い金など経済的な負担の考慮は検討されているのか、担当の所見をお伺いいたします。  ③、制服改定委員会では、制服サンプルに森英恵さんなどのデザインの制服も検討されたのか、生徒の個性を尊重する時代に適した計画をされているのかお伺いいたします。  中項目(2)公立中学校の部活動の地域移行体制整備についてお伺いいたします。小項目①、地域団体や民間事業者に委ねると、スポーツ庁と文化庁では関係者間の連絡、調整などを行うコーディネーターを自治体に配置し、体制整備を行うとしていますが、燕市としての取組の現状をお伺いいたします。  小項目②、人材バンクを設置し、経済的に困窮する家庭への財政的な支援を実施し、公立中学校休日の部活動を地域に移行と提言されていますが、燕市としての取組の現状をお伺いいたします。  これで1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) それでは、大岩議員のご質問にお答えしていきます。私からは、1番の私の政治姿勢についてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、各担当部長のほうから答弁させていただきます。  初めに、ご質問1、(1)の①、吉田商工会と分水商工会の統合についてお答えいたします。吉田商工会と分水商工会の統合につきましては、新潟県商工会連合会の方針に基づき、現在両商工会において自主的な議論を積み重ねていると承知しております。私が何か積極的にその協議について意見を申し上げている状況にはございません。今後、両商工会が自主的に協議を進める中で、何かしらできることがあればお手伝いをしたいというふうに考えています。  次に、②、3つの商工団体統合に向けた行政指導についてお答えいたします。先ほども答弁いたしましたとおり、商工会議所と商工会の統合につきましても、それぞれの組織の今後の在り方や統合によるメリット、デメリットを含め、当事者同士の自主的な議論によって進められるべきものであり、市あるいは市長が行政指導をすべきことではないというふうに考えています。  最後に、③、道路整備に関するご質問にお答えいたします。燕市が整備します道路は、道路法第3条第4項に規定する市町村道であり、同法第2条におきまして、「「道路」とは、一般交通の用に供する道」とされております。このことから道路整備につきましては、一社企業の利潤目的ではなく、あくまでも公共の福祉を増進することを目的とした一般の交通の用に供する道路を整備していくものと考えております。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 私からは、ご質問の大項目2番の(1)の①、②、団体への補助金支給については関連がありますので、一括してお答えさせていただきます。  まず、団体への補助金につきましては、団体からの申請に基づくものであり、団体の活動内容や財政状況に大きな変動等がない限り、同額となるケースが多くなるものと認識しております。  なお、補助金交付に関しては、それぞれの補助金交付要綱等に基づき、要綱等に定められた対象経費に対して交付しているところであります。  次に、自主財源力のある団体への補助金支給を見直すべきとのご指摘に対し、補助金は公益上必要と認めた特定の事業等に対して支給するものであります。そのため、団体の自主財源のみに着目するのではなく、公益性や費用対効果などの観点からその必要性を検討すべきものと考えており、予算編成の作業を通じて、毎年度個々の補助金額の妥当性について精査しているところでございます。  以上であります。 ◎総務部長(筆頭部長)(遠藤一真君) ご質問2番の(1)の③、補助金交付団体の燕商工会議所からの寄附については断るべきではないかについて、私のほうからお答えいたします。  ご質問の寄附につきましては、7月6日に燕商工会議所会頭杯ゴルフ大会実行委員会より子ども夢基金にご寄附いただいたものです。同大会実行委員会事務局である燕商工会議所に確認したところ、6月4日に開催された同大会での参加者からのチャリティで集まった金額に同大会予算の中から端数分を付け足し、10万円でご寄附されたとのことでありました。ちなみに、平成21年に開催された第1回大会から毎回ご寄附をいただいているものであります。同大会予算には燕商工会議所からの繰入れがあるとのことですが、市が助成している商工業振興団体事業補助金を充当するものではなく、燕商工会議所の一般財源から支出しているということを確認しております。このことから、市といたしましては、同大会実行委員会からの燕の子供たちのためにという善意のご寄附をお断りする理由はないものと考えております。  以上でございます。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 私からは、大項目3、中学校の教育問題についてお答えいたします。  初めに、3の(1)の①、新制服導入についての保護者や地域への説明についてお答えいたします。燕中学校の新制服の導入につきましては、燕中学校が令和3年6月に市内販売業者に対して制服改定を検討していることについて説明を行い、業者からはその旨について了承を得ていると聞いております。また、令和3年9月には中学生及び校区小学生とその保護者に意向調査を行っており、大多数からの賛同を得ていると聞いております。加えて、地域住民に対しては学校だより、ホームページ、お知らせ文書等で丁寧に周知しております。  次に、3の(1)の②、新中学生への入学祝い金など経済的な負担の考慮は検討されているのかについてお答えいたします。新中学生へ入学祝い金として一律に支給するということは検討しておりませんが、経済的に困窮する家庭につきましては、就学援助制度において中学校入学に際して必要となる制服を始めとした学用品費について、新入学学用品費として6万円を支給し、支援しております。  次に、3の(1)の③、制服改定委員会での制服デザインの検討についてお答えいたします。制服のデザインにつきましては、価格等を考慮し、著名なデザイナー等によるものは考えなかったと聞いています。制服改定に際しては、保護者からの意向も踏まえ、LGBTQ等の多様性に対応し、個人の尊厳を大切にすること、子供たちが着てみたいと思い、着ることで燕中学校の生徒として自信と誇りを感じることができることを目的にスタートしていると聞いています。決定した制服につきましては、ネクタイとリボン、スカートとズボン等を選ぶことができ、個性を尊重できるようになっています。さらに、自宅での洗濯が可能であり、登下校時には名札を隠せる仕様や夜間でも反射するようベント反射材がついており、時代に適したものとなっております。  次に、3の(2)の①、部活動の地域移行体制整備におけるコーディネーターの配置についてお答えいたします。市教育委員会では、これまで部活動の在り方検討委員会を3回、競技種目別の分科会を1回実施し、地域が運営主体となるスポーツや文化芸術活動を実施できる環境や体制をどのように整備していくかについて協議を行っています。その中で、地域移行の体制整備に当たっては、競技や文化芸術活動の特性や学校、地域の現状に応じた関係者間の連絡調整が重要であり、それを担うコーディネーターの必要性について共通理解をしています。  最後に、3の(2)の②、人材バンクと経済的に困窮する家庭への財政的な支援についてお答えいたします。人材バンクにつきましては、燕市生涯学習人材バンクとスポーツ協会によるスポーツサポーターバンクが設置されております。今後こういった人材バンクの多様な指導者とも連携できるよう、部活動の地域移行への具体的な関わり方について検討してまいります。  次に、経済的に困窮する家庭への財政的な支援については、運動部活動の地域移行に関する検討会議、提言では、経済的に困窮する家庭へのスポーツに係る費用の補助などの取組を進めることが示されています。また、スポーツ庁と文化庁が経済的に困窮する家庭への財政的な支援を2023年度予算の概算要求に盛り込みました。これらのことを受け、市教育委員会においても経済的に困窮する家庭への財政的な支援を検討してまいります。  以上です。 ◆17番(大岩勉君) それでは、2回目の質問に入らせていただきます。  1の(1)①、②の項目になりますけども、市長の後援会資料で、「行財政改革として公共施設の統廃合を進めます」とあります、先ほども言いましたけど。民間団体では、JAや金融機関など大きな改革をされております。燕市も幼稚園、保育園統合など努力されているところはあります。旧態依然のお祭り行事や市民祭主体となっているのは燕市直轄の組織ではありませんが、商工会、商工会議所です。吉田、分水商工会は統合に向け協議中と聞きますが、旧態依然の燕商工会議所も含む統合に向けた強い指導に取り組むべきと思います。この点については、市長の所見をお伺いしたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) 先ほど申し上げましたように、吉田商工会と分水商工会というのは同じ商工会の中で、県連の方針で統廃合を進めようということで議論を進めているということで、商工会議所とはちょっと事情が違うということで、両商工会が議論を進めているから、直ちに商工会議所もそこの議論に加わるということではないというふうに私は思っています。 ◆17番(大岩勉君) 商工会議所とは、商工会議所法に基づく特殊認可法人です。商工業の総合的な改善、発達を図るとともに、社会一般の福祉の増進に資することを目的とされて、様々な事業活動を行っている団体であることは承知しております。3商工会、会議所会頭に指導要請できるのは、鈴木市長しかおりません。というのは、鈴木市長は第1回目の選挙から自身の後援会副会長として選挙協力を要請されており、同舟の仲であります。燕市長としてのその点の所見をお伺いしたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) そもそも商工会議所と商工会というのは存立する根拠法律が違っており、その法律によって基本的な役割分担ができているというのが両法律の立てつけになっています。それを統合するということは、イコールどちらかの組織を廃止するということ、そしてその廃止された会員が全てもう一方のほうに入り直すということになります。そうなりますと、会員の賛同を得られるかどうかなど極めて根本的な議論をしなければならないというふうに私は認識しています。法律の存在を超えてまで合併するメリットはどこにあるのか、逆にどのようなデメリットが出てくるのか、まさに当事者同士の自主的な議論によって、そのテーマを検討するべきというふうに考えております。 ◆17番(大岩勉君) そのとおりなんです。  だが、なぜ私が商工会、商工会議所の統合問題を質問している理由といいますと、例年燕市からの補助金支給利用を当然のごとく、身を切る改革のない団体だからです。合併後、新燕市づくり、行財政改革に最大に努力してきたのは燕市職員の皆さんと燕市議会なのです。3市町合併に向けた協議会では、ハードルの高い問題の多くを燕市議会は全員でクリアし、大変な努力をしてまいりました。新庁舎建設もそうでした。合併時55人の議員定数を議会改革として、身を切る思いで平成18年10月の市議会議員選挙で定数を30名に、25名も削減したんです。平成22年10月の市議会議員選挙で定数を24名に、6人削減しました。またさらに、平成30年10月の市議会議員選挙で定数を20名に、4名削減しました。定数削減は、燕市づくりに邁進し、議員自身一意専心、一気呵成の信条で行ったからできたことと思います。商工会、商工会議所の合併など、やる気になれば簡単にできることと私は思いますが、この点で市長の所見をもう一度伺います。 ◎市長(鈴木力君) まず、市町村合併において議員の皆様が本当にいろんな努力をされたことにつきましては、心より敬意を表したいというふうに思っています。まさにその市町村合併を国が推し進める際に関連して、商工会議所同士の合併、商工会同士の合併ができるように当時の法律が改正されております。しかしながら、商工会と商工会議所を合併できるような改正は行われなかったということでございます。当時の国会審議の中でも、商工会と商工会議所はそれぞれが成立してきた歴史が違うとともに、役割分担が一定整理できているので、両者の合併は想定していないという議事録も残っています。実際に全国的にも両者が合併したという事例を私は聞いたことがございません。したがいまして、やる気になれば簡単にできるというものではないというふうに思っています。したがって、仮にご指摘のような合併を実現させるためには、私の力ではなく、まずは法律そのものの統合という国政レベルでの検討によってなされる必要があるのではないかというふうに思っています。  ただ、議員の問題意識がそれぞれの燕市全体の行財政改革、補助金の適正化というところに念頭があるということは本当にご指摘ありがとうございます。引き続きいろんな行財政改革に取り組んでまいりたいと思っています。 ◆17番(大岩勉君) 1の(1)の③に移ります。以前、旧燕市長選挙のために、一社企業のための道路改良工事じゃないかと大問題になったことがありました。現在の朝日大橋北側から旧燕工業高校に向かっての直線農道のことです。  このたびこういうことがありました。新生町地内の新幹線側道、燕市の市道なんですけども、が通行止めになりましたが、迂回案内掲示板には「一社何々金属様関係車両が通行可」と表示、特別扱いされておりました。添付しました資料写真を見てください。分かると思います。地元町内の人もできないので、工事関係者に聞きますと、何々金属側から、自社が造った道路だから、通行止めは駄目だということでこのような表示になったことです。工事担当者に、この道路は燕市の市道であるから、案内板の撤去、変更を私が申し入れましたことを担当部長は確認されたと思いますが、伺います。 ◎都市整備部長(高波茂君) 確かに大岩議員さんからのご指摘を受けまして、担当が現地の状況確認を行い、当該道路につきましては、案内板に記載してあります企業以外にも農耕車も含めまして一般車両の通行もあることから、工事業者のほうへ申し入れまして、関係車両通行可というふうに案内板の修正を行ったものでございます。  以上でございます。 ◆17番(大岩勉君) 以前この燕商工会議所会頭の会社代表が、道路整備にと燕市に寄附されたことがあるんです。燕市は、すぐに農地の買収と転換、農道拡張整備をされました。普通なら土地改良でも簡単には許可できないと思います。どなたかが忖度され、整備されたことは明白であります。何々金属倉庫脇に新道路を造られたことは、市長も承知されていることと思います。だから、会社側は自社の私道と思っているような傲岸不遜な態度をされたことと思います。燕市は、今後このような我田引水、いわくつきの寄附には注意すべきと思いますが、市長の所見をお伺いいたします。 ◎市長(鈴木力君) 先ほど1回目の答弁でも申し上げましたとおり、公共インフラとしての道路は、たとえ寄附されたものであっても、市道に認定された以上、一般の利用に供するものであるというふうに認識しています。  ご指摘のような通行止めがあったことというのは、今回ご質問を受けて初めて知りました。当然のことながら、適切な対応ではないと思っています。迂回路を設けるのであれば、ほかの方も通行可能とするべきものであります。今回の件につきまして心よりおわびするとともに、今後こんなことのないよう適切に対処するよう担当課に指示いたします。 ◆17番(大岩勉君) 次に移ります。2の(1)の①になります。その点については、先ほどの説明の中で、精査されて、しっかりやっているんだということで説明がありましたので、分かりました。  2の(1)の②、③に移ります。7月の8日の三條新聞に、燕商工会議所会頭杯でのチャリティ金を燕市長が深々と頭を下げて10万円を受け取られていました。違和感を覚えたのは私だけでしょうか。次の点について、市長にお伺いいたします。先ほどもそちらのほうで説明ありましたけど、子ども夢基金に活用とありますが、ゴルフをする人なら分かりますが、チャリティと言っていますが、はっきり申しましてペナルティ、罰金なのです。人材育成や子育て支援、企画実行する夢のある活動資金に活用してほしいとありますが、羊頭狗肉な寄附金と思われますが、市長の所見を伺います。羊頭狗肉とは、見せかけと実質とが一致しないということなんです。所見を伺います。 ◎市長(鈴木力君) 議員おっしゃるとおり、あるホールをチャリティホールと定め、ワンオンしなかった場合寄附を募るというやり方は、ゴルフという競技を楽しむ際によくあるやり方だというふうに思っています。今回の件につきましては、ゴルフに参加された方のポケットマネーですし、私受け取るときにその後いろいろ懇談するんですけれど、ワンオンに成功した人も、燕の子供たちのためにということで、ワンオンしなかった人だけでなくて、ワンオンした人もチャリティに参加されたり、場合によってはわざとワンオンしないで払うんだというふうな行動を取っている人もいらっしゃるというふうに聞いております。いろんな趣旨からして、燕の子供たちのために使ってほしいという趣旨からすれば、その善意はお断りする理由はないものと思っています。 ◆17番(大岩勉君) 私が言っているのは、子ども夢基金に活用とあるということはないと先が言ってきているので、その点はちょっと方向が違うんじゃないかという気持ちもあって言っています。  チャリティ金6万9,500円以外の3万500円、会議所プラスとありますが、燕商工会議所は燕市より補助金610万円以上を交付されている団体であります。こんな10万円を寄附してもらい、610万円からの補助金を交付する羊頭狗肉なやり取りは、私はやるべきではありません。市長及び筆頭部長総務部長の所見をお伺いいたします。 ◎市長(鈴木力君) まず、補助金を出している、その出した補助金を原資にもって出すということはあってはならないことだと思いますけれど、商工会議所の一般財源を付け足すということにつきましては、受け取る我々としては断る理由はない。商工会議所の組織としてそういう出し方をしていいのかどうかということを会員同士が議論することは議論の余地があると思いますけれど、受け取る側からはそういったことを、その善意はありがたく受け取るべきだというふうに思っています。私は、大切なことは、その受け取った善意の寄附を子供たちのために有効に活用するかどうか、それが私としては大切だというふうに思っています。スポーツの振興など、燕の子供たちのために有効に使ってまいりたいと思っています。 ◎総務部長(筆頭部長)(遠藤一真君) 私のほうからも、大岩議員の補助金という立場での再質問にお答えしたいと思います。  今回の商工業振興団体事業補助金は、まさに補助対象としている事業に対して補助をしているものであります。今回ご寄附いただいた10万円のうち、チャリティで集まった金額に上乗せされたこの3万500円が商工業振興団体事業補助金の中から充当されているのか、会議所のほうから提出された交付申請書を改めて確認してみたところ、補助金の事業計画書には会頭杯ゴルフ大会へ充当するというものはありませんでした。念のため、燕商工会議所の専務理事にも確認いたしましたが、会頭杯ゴルフ大会については市の補助金を充当する事業ではなく、あくまでもゴルフ大会に係る経費の中から出しているということでありますので、燕商工会議所に対する補助金支給については問題がないものと認識しているところです。  以上です。 ◆17番(大岩勉君) その点、今後よくやっぱり気をつけていったほうがいいと私は思います。  次に移ります。3の(1)の①では、私は中学校の新しい制服問題、これ質問出す前に主幹及び教育長ともいろいろお話合いさせていただきました。そういう中で、いろんなことで説明もいただきました。ただ、私はそのときも言ったと思いますけれども、市内の小売店から、はっきり申しまして、燕中学の校長先生とメーカーだけで進めているようなお話を聞いたんですよね、当初。おかしいんじゃないかということで、そちらのほうに伺ったわけでございます。そういった中でもって、大体議会にもその前に制服問題については一切の提案とか、そういう協議事項にも上がっていなかったものだから、私たちはそれはちょっとおかしいんじゃないかと、どこで走っている話なんだということで聞いて、ただしその後、あなたたちのほうから燕中学校制服制度の進捗状態についてということで、この前提案説明がありました。そこでもってある程度の進め方、進行を聞かせていただきましたので、この点は了解しました。  ただし、次の(1)の②と③に移りますけども、村上市内のNPO法人で、「以前から制服リユースを行っております。リユース制服を1,000点ほど保管しておるんです」と出ていました。保護者負担を考慮し、譲渡の際の協力金は任意のこととされているそうです。それと、今回村上地区、また関川村地区では大変な水害がありました。このときもそういうふうな感じで無料でもって提供しているというふうに聞いております。そこで、お聞きいたします。中学校制服改定委員会では、入学時の保護者負担などを考慮し、ふるさと納税を活用した祝い金や制服補助金などの話はなかったのか、担当の所見を伺います。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 今ほどの保護者負担の軽減についての検討があったのかどうかについてお答えさせていただきたいと思います。  燕中学校の制服改定委員会についてはその役割が定められておりまして、制服改定の決定やメーカーの選定、そしてまた制服デザインの選定というふうになっております。この中では補助金について話し合うことについては制定されておりませんでした。  加えて、教育委員会につきましては、先ほどもご答弁させていただいたのですが、新中学生へ経済的負担を考慮しての入学祝い金を一律に支給するということは検討はしておりません。  以上でございます。 ◆17番(大岩勉君) そこで、お聞きいたします。  その委員会などでは、私、森英恵さん、先般亡くなったわけですけども、いろんな世界的に活躍されたデザイナーです。学校の制服デザインもされていたと聞きます。新しいデザインの制服にするなら、話題性も一考し、取り入れたものを選定すれば、生徒たちだけでなく、他校生徒からも注目視されると思いますが、担当の所見をお伺いいたします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 森英恵さんのお名前が挙がっておりますが、話題性を取り入れたものについてということでのご提案だというふうにお聞きいたしました。その辺につきましても先ほどご答弁差し上げましたとおり、今回の制服改定につきましては、保護者の負担についても軽減をしていくということを念頭に入れてあったというふうに聞いております。制服のデザインにつきましては、どうしても高名なデザイナー様なものでございますと価格も上昇するということも考慮されておりまして、そういう意味では著名なデザイナー等によるものについては考えなかったということで聞いております。  以上です。 ◆17番(大岩勉君) 次に移ります。3の(2)の①、②になります。少子化の進展により、学校単位での部活動が困難な傾向と言われております。燕市でも体制整備されると思いますが、経済的に困窮する家庭への生徒の財政的な支援策は考えていると思いますが、昨日も岡山議員さんのほうでもいろいろこの点に絡んだようなお話がありました。そこで、ちょっと2点聞かせていただきます。教員の負担軽減のために、指導や大会引率をする部活動指導員も大幅に拡充することを検討されているのか。  いま一つ、部活動の地域移行には推進計画が必要であり、運営や指導者確保のための費用など様々な問題がありますが、現状の進捗状況をお伺いしたいと思います。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) まずもって部活動の地域移行についてのご質問、またありがとうございます。岡山議員のところでもご説明差し上げたところなんでございますが、実は経済的に困窮する家庭への支援につきましては、国のほうが支援策のほうを検討しているということで報道発表にもございました。そちらのほうを注視しながら、今後検討していきたいというふうにも考えております。  加えて、先ほどお話がありました部活動指導員の増員についてでございます。燕市では、今年度11人の部活動指導員を配置しておるところでございます。休日の部活動の段階的な地域移行を示された令和2年度には6人の配置でございましたので、2年間で5人増となっております。また、今回の2023年度予算の文部科学省の概算要求でも、中学校における部活動指導員の配置支援事業を24億円としておりまして、これは今年度の当初予算の13億円と比べて大幅に増額された要求となっております。これを踏まえましても、燕市としても各中学校に部活動指導員の活用をより促すことを検討していきたいと考えております。  以上です。 ◆17番(大岩勉君) 私は、今一般質問、鈴木市長さんに申し上げたいと思います。私は、鈴木市長さんには今以上に大きな政治家として活躍していただきたいと思うから質問させていただきました。真意をお酌みくださいということです。  議長さん、ここで最後にちょっと挨拶だけ簡単にさせていただきたいと思います。質問事項じゃないんですけど、よろしくお願いいたします。  一言最後のご挨拶をさせていただきます。このたびの私の一般質問102号で燕市議会議員としての登壇は最後となりました。平成7年4月から市議会議員7期27年の余させていただきました。先輩議員のご指導、同僚議員、さらに燕市職員の皆様から数え切れないご協力を賜りましたこと、皆様方に心から感謝申し上げます。  燕市政の歴史は、先輩諸兄を始め、多くの市民が汗と努力で積み上げてこられた燕市です。10月からの新燕市議会の活躍を期待いたします。私は、一灯を掲げて一隅を照らす人生に徹してまいります。大変ありがとうございました。  これで一般質問を終わります。(拍手) ○議長(大原伊一君) 静粛に願います。  以上で一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) お諮りします。議案審査のため、明日から21日までの12日間休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、議案審査のため、明日から21日までの12日間休会と決定しました。  次回は、9月22日に本会議を再開します。  全員ご起立願います。大変ご苦労さまでした。          午後 1時50分 散会...